2016年12月07日
朝から晩まで炎天下

紅葉も盛りを過ぎ、年末の雰囲気が出てきました。

毎日、冬支度(正月に向けての剪定)と忘年会(12月に入ると何故か週二回はある・・・)

を楽しんでおります(お酒の弱い私、ほんとはもうお酒も見たくない)

この度、京都市の文化・芸術コンペティションに「庭」と「職人」を題材に自分の日々している

ことを書き連ね参加させていただきました。

それが、あれよあれよと審査を通過し今週にプレゼンテーションをすることに、

もちろん頭の悪い私が一人でできるわけもなく、たくさんの仲間と共に助けてもらってですが。

庭師という仕事をもっと楽しく次の世代が思ってくれるよう、本場の京都から発信していきます。



さてさて、シンガポール!

朝から晩まで灼熱に暑い、でも毎日夜中まで頑張っておりましたー!!

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まだビニールをかぶせてありますが、庭の外枠になる障子をイメージした壁。

和紙が張ってあり、夜は光るんですよ♪

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あまりの暑さにタイ米が喉を通らないときは、コーラで。

シンガポールではまさに命の水でした 笑

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茶室も建ち始めました!!

全面建て格子で出来た茶室、どの角度からも風が入ってきます。

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まーとにかく来る日も来る日も夜中まで創ってました。

眠いとか、疲れたとか言ってられない、と言うかそんなこと皆が忘れてました。

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極めつけは、夜中に巨石の石組!!

昼間でも危険な仕事を夜中に言葉も通じない人たちを使って、身振り手振りで必死です。

ほんといい経験させてもらえました。

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茶室の中から石組を指示して、庭の骨格となるものなので妥協はなしです。

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石を組む、これは日本人独特の美なのかもしれません。

外国の人たち皆が不思議がっていました。

何故左右非対称の石を置いているのにバランスがとれて見えるのか???

どんな意味があるのか???

どうやったら美しく見えるのか???

面白かったのが、そこにいる皆、国も違えば宗教も違う、美に対する考え方が根本的に違う。

でも、自分たちの文化には無い一見バラバラに見える石組が美しいと感じているんです。



石組は大きく言うと、親石(一番大きな石)があり、それを支える石があり、その二石を広げる石

があり、その一方向に向いた力を引っ張る石がある(あくまで私の考え方です)

これって家族の成り立ちに似ていませんか?

父親がいてそれを支えてくれる母親、子供たち。

家族っていう説明で外国の人達もすごく納得してくれました。

「だからどの文化性にも当てはめることができるのか」って。

皆喜んでくれて、私が暑くてコーラばっかり飲んでるので(コーラが好きなわけでは無く他の

ジュースが不思議な味ばっかりだったのです)

次の日から大量のコーラの差し入れが届きました 笑

さて、次はいよいよ植栽!!南国の木を植えますよー!
posted by いのはな夢創園 at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月28日
大変遅くなりましたが・・・

あれよあれよともう師走も目の前・・・。

早い。

とっても早い、、、嬉しいことにお仕事を沢山いただいており。

ひとつひとつ大切に庭創りをさせていただいていると、一か月も一年もあっという間に

過ぎていきます。

6歳と3歳の娘がいるのですが、子供たちと一緒にお風呂に入りご飯を食べられる日が

ほんとに幸せ。

仕事が楽しいのも家族がいるからなのだと実感しております(嫁さんがこれを読んでくれる日を想定して)



さて、お題にも書きましたが大変遅くなりましたが、シンガポールの庭創り開始です!!

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今回施工をしてくれるシンガポールの造園会社、社長のビンセント。

シンガポーリアンは元々チャイニーズなので庭を創る前にお祈りしたり、日本と少し似ていますね。

庭を創るガーデン・バイ・ザ・ベイは火気厳禁なので一輪車の上で御札を燃やしてます 笑

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皆が徹夜で色を塗った鳥居をモチーフにしたアーチ。

大量で現場を占拠してます。

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まずは構造物から!

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ギリギリまで施工過程をシュミレーションしていたので複雑な円形もスイスイ進んでいきます。

言葉が通じなくても(一緒に働いてくれるのはインド人のワーカーなので片言の英語しか通じない)

伝えようとする側と、くみ取ろうとしてくれる人が合わさると皆がやるべき事を見つけて仕事する。

ほんとに心強かったです!

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日本から来てくれた大工さんも、現地の電気屋さんと照明の配線、設置など三日もすれば

言葉の壁を越えていました 笑

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熱帯なので突然の雨に泣かされ・・・・

しかも半端な雨じゃない、滝のような、バケツをひっくり返したような。

面白かったのが、インド人は雨が降っても合羽や傘をささないんですね、

でも、頭は絶対に濡らさない。

スーパーの袋のようなものを器用にクルクルって頭に巻いてました。

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ほんとにインド人は笑顔が素敵♪

いつでもニコッと笑って「何が必要?」「何をすればいい?」って聞いてくれます。

そう考えると日本人って営業スマイルではなく、自然な笑顔で仕事している人って少ないな〜。

すぐに歌って、すぐに踊って、よく笑って。

インド人から学ぶことが多い日々でした。
posted by いのはな夢創園 at 22:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月24日
灼熱のシンガポール

朝晩は冷え込み、布団に包まって寝るのが何より幸せな季節。

こんな時期に今日の題名は暑苦しいですが。

いよいよ今日からシンガポール庭創りの記事がスタートです!

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空港に降り立った時点から息苦しいほどの暑さ・・・・。

シンガポールガーデンフェスティバルでは、10日間の施工と決められているので。

開始二日前に入国しました。

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こちらが今回施工を請け負ってくれたシンガポールの造園会社「トロピック」

社員は100人ぐらいおり、うちの店の30倍はあるであろう規模です 笑

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まずは無事に着いた日本からの材料を見てホッとしました♪

これがなきゃ庭創りも始まらない。

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そして何より食事。。。

基本的に中華orインド料理。

お腹を慣らす為に軽いものから摂取します・・・。

コーヒーがかなり濃いめ・・・。

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庭の大きな題材である朱色のアーチが長い船旅で塗ったペンキがくっついてしまってます。

急遽こちらのペンキを配合して色を作りこの日から全部塗り直し!!

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通訳のブライアンも一緒になって夜中まで皆作業に。

もう体中ペンキまみれになって・・・

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シンガポール初日は暑さと大量の水分(主にコーラ)とペンキまみれの身体をシャワーで落とし

設定温度16℃(大体のホテルがこんな温度設定)の部屋で眠りについたのは朝方でした。
posted by いのはな夢創園 at 22:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月15日
いざ長崎へ!


あれよあれよと10月も中場・・・今年もあっという間ですね。

本当に有り難いことに毎日庭を創って暮せております。

庭師は庭を創るのが当たり前だと言われるかもしれませんが、このご時世

庭を創って食べていける庭師はそう多くはありません。

お客様あってのこの仕事、これからも精一杯喜んでいただけるよう頑張ります。


さて、シンガポール物語まだまだ話が途中でした・・・まだシンガポールにまで辿り着いていない。

それなのに今日もまだ日本で準備のお話です〜(もう少しお付き合いください)


下見のシンガポールから帰ってから、庭の構想も決まり、茶室の形も決まり、予算も決まり。

次は・・・・日本で茶室や構造物を創る。

私の仕事仲間の大工に創ってもらおうかと考えていましたが、シンガポールまでは船で運ぶのに

京都から港までかなり遠いのですね・・・・。

そんなこんなで長崎で創ってもらい、長崎から40フィートのコンテナを借りて船で運ぶことに

なりました。

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相棒の山口陽介の会社で仮組、鳥居の色を決め立ててから色付けしていきます。

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庭を囲む、障子をイメージした壁。

これに和紙を張って中に灯りを入れます♪

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障子の壁と同じデザインの縦格子の茶室。

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茶室の中の形が変則な台形なので、それに合わせて畳をデザインしてもらいました。

三角形の畳がいい感じです♪

畳屋さんも腕の見せ所と頑張ってくださいました。

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現代アートの作家さんと陶器で創った光る飛び石。

庭の入り口に使います。

生命力をイメージして創りました。

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これら全てと、水鉢、飛び石、などなどコンテナにもう入らないとなるまでギュウギュウに。

沢山の材料と僕らの夢を詰め込んで(現実的によく扉が閉まったもんだと今でも思います)

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構造物に時間がかかり、シンガポールに到着するのは庭創りが始まる2日前。

もし、税関で何やらもめて港から出るのが遅れたら一巻の終わり状態(イケないものは入れてません)

皆が祈る気持ちでした 笑
posted by いのはな夢創園 at 22:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月17日
木になる値段?

ブログを更新しているパソコンが突然動かなくなってしまい・・・

少しの間、パソコンが使えない状態でした 涙

便利ですけど頼り過ぎるとダメですね〜。

今やお見積りも請求書もなんでもパソコンで管理しているので、使えなくなると

何にも出来ない・・・・大の大人が取り乱してました 笑



さて、今日のお題「木になる値段」

日本と海外では木の値段はどれほど違うのか?

私も前から気になっておりました。

日本も年々熱帯化してきて、熱帯植物の需要も増えてきております。

はたして日本で購入する輸入植物は元値がどれくらいなのか?

高いのか?それとも安いのか?

運ぶ距離、関税に関する法律の違いなどなど色々な要素があって一概には言えないのでしょうが。

物価の高いシンガポールでも木の値段はとても安い!

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例えば、このオリーブの木。

日本でもとても人気のある木です。

次はイチジク、こんなに太いイチジク見たことないです・・・。

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日本で買えば(そもそもこんな太くて樹齢のあるオリーブはなかなか見つからない)

ウン百万円はします。

それがシンガポールでは、日本円で70万円ほど。

ビックリするくらい安い・・・・・。

しかも炎天下の中ほったらかしです・・・。

観葉植物なども200円くらいから買えます(もともと熱帯だからそこら辺に生えてる)

お国が違えば変わるもんですね〜。

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見たこともない植物を沢山見れて本当に幸せでした。

その全てのスケールが大きい、一年中成長し続ける熱帯ならではの生命力。

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今回、施工会社になってくれるシンガポールの造園会社の現場も手伝ってきました。

機械が無くて、すべて人力で動かす。

一つの石を6人ほどのインド人ワーカーが運んでます!

しかも皆がよく考えて動いている、頭の良い方々ばかりでした。

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日本でも機会の無い時代、城の石積みなどはこうやって人力で運んだんだな〜と。

パソコンにしてもそうですが、何でも機械で片づけてしまう現代。

人は考えれば機械無しでも良いものが創れると再確認させてもらいました。

一緒に働いたインド人にインド街でカレーを食べに連れて行ってもらいました♪

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海外経験豊富な通訳のブライアンも手で食べるカレーは初めてだったそうです 笑

私も、まさかインド人とカレーを一緒に食べに行く日が来るとは。

しかもお客さんがインド人しかいないようなローカルのお店。

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口に合う合わないの問題ではなく。

一緒に汗を流した仲間たちと食べるご飯は、何を食べてもこんなに美味しい。
posted by いのはな夢創園 at 00:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月01日
シンガポール視察の旅

急に涼しくなりましたね〜♪

外仕事の私たちにとってこれ以上ないくらいの幸せです。

こんな日がずっと続けば良いのに・・・・。

さて、シンガポールガーデンフェスティバル物語の続きです!

さかのぼること今年の四月、本番に向けて視察に行ってきました。

植物や石の購入、現地の施工会社とのミーティング、などなど10日間の旅でした。

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福岡空港から六時間半・・・・

この視察の為に仕事を詰め過ぎたので(前日の明け方まで仕事・・・)

飛行機の中はずっと眠っておりました zzzzzzzz

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チャンギ空港に降り立つと、気の良さそうなインド人が出迎えてくれました♪

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初日は屋台でご飯を食べたり、シンガポール政府がとってくれた五つ星ホテルに浮かれたり。



しかし・・・まだ私は旅行気分だった・・・・

ここから分刻みのスケジュールが待ち構えているとは  涙

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次の日の朝ごはんを食べてから、ミーティング➡植物下見➡ミーティング➡植物確認➡ミーティング・・・

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毎日毎日夜中まで創る庭について話し合い。

話し合った結果を次の日に確認&準備。

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シンガポールは日本と似ていて、資源の乏しい国です。

ほとんどが輸入に頼っており、とくに庭に使う石などはかなり高価。

しかし、構造物や植物の使い方は最先端!!

ほんとにビックリの連続でした。

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室内にこんな滝を造ってしまう国。

一年中暑い国は、植物も一年中育ち続けるということです。

その生命力はとてつもないものでした。

儚さや奥ゆかしさの美ではなく、生き生きとした原色の美。

それがまた美しいんです!!

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それでもLEGOのような玩具で花を創ってる遊び心(植物園にて)

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毎日走り回って木を買い付け、無い無いと言われていた石を探し出し。

シンガポールの植生を学び、英語を喋れない無学に泣き。

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お米はタイ米、飲み物はコーラ、これがシンガポールスタイルでした。

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いたるところに戦争の足跡があり、ミサイルを使って植木鉢。

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そしてここが私達が庭を創る場所。

半年後にここに庭を創る、想像しただけでワクワクしていました。
posted by いのはな夢創園 at 22:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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